可能性のど真ん中

豊富な海外経験から、"常識"に縛られず、独自の視点から日頃感じていることを発信してます。

【スポンサーリンク】

「空気を読む」その先に。海外ビジネスの現場から。

こんにちは。24カクです。


「空気を読む」


不思議な言葉ですよね。

明確に言葉に出ていないものを先回りして気付く。
その場の雰囲気に合わせた行動を取る。
忖度(そんたく)する。


社会人になってから、一貫して海外を舞台に仕事をしています。

日本のお客さんにならこうした「空気を読む」対応も求められるのかも知れませんが、


海外ビジネスの場で、考え方も価値観も異なる人を相手に空気なんて読んでたら、忖度なんてしてたら、商売する上で大変なリスクを抱えかねません。


海外ビジネスの商談というのは、誤解を恐れず言えば、「闘いの場」です。商売である以上、お客さんも自分たちも利益を上げると同時に契約条件は出来るだけリスクの少ないものにせねばならない。

そんな場面で、お客さんの心を忖度して、空気を読んでこっちから条件を譲歩。。お客さんの気分を害さないように言いたいことも言わない。。

こんなことしてたらそもそも商売にならない、生き残れないわけです。

物事を明確にする。主張する。


海外を舞台に長らく仕事をしていていつも思うのは、

  • 物事をうやむやにしない
  • 分からないことは、はっきりと質問する
  • 「バカげた」質問なんて存在しない

ということ。


「みんな互いに違う人」というのが前提なので、分からないことは聞くという態度は当たり前。他人から見た「バカげた質問」なんてないわけです。分からないことは聞けばいい。お金とリスクと信用をかけて仕事してるんだから、なおさらです。

物事をうやむやにしたまま、分からないことを中途半端に「忖度」したまま仕事を進めていたら、気付いたら大変な勘違いがあって大きなリスクを抱えていた。。

なんて、普通に起こり得ます。


質問して自分の理解と違うなら、さらにその背景を聞いて理解すればいい。

それでもお客さんとは方向性が違うことが分かれば、その場で議論をして何を考えているのか明確に伝えればいい。

海外で仕事をするなら、こういった「質問」「説明」「主張」というのは日常の風景であって、何も遠慮するところはありません。

むしろ、発言せず何を考えてる人か分からないといった状態や、やたらと迎合ばかりするといった態度は信用を失いかねません。


何を考えてる人か、どんな主張を持ってる人か、これを伝えることが仕事の始まりです。
逆にお客さんが何を考えている人か、これを知るのが仕事の始まりです。


「空気を読む」
「忖度する」

海外ビジネスの現場で、そんな言葉を象徴する場面に出会ったことがありません

空気を読む。日本にある幻想。

海外ビジネスの風景がそのようであるのは、上に書いた通り「みんな互いに違う人」という共通認識があるから。


つまり、逆をいえば、日本社会にはびこる

「空気を読む」
「忖度する」

というカミワザは、社会の同質性と同調性がその前提になってるんだと思います。


相手の言動パターンを予め掴めない状態で、空気なんて読めないから。
何を考えてるのか分からない人の心を忖度なんて出来ないから。


「みんな同じ」という幻想が、日本には根強く存在する。

そういうことだと思います。


でも、日本人もみんな同じように見えて、ほんとは一人一人違うはずなんですよね。

今の20代の若者は70代の価値観にはついていけないはず。「社会人になったら出世目指して頑張れ!」なんて言われても全く響かないはず。

巨額の30年もの住宅ローンなんて、見向きもされない時代がすぐに来るはず。
大企業に入るなんて危なくて出来ない、なんて価値観が近い将来共有されるはず。


それだけ変化の激しい時代に、

それだけ日々の変化を求められる時代に、

まずは

「みんな同じ」の幻想を捨てることから始めましょう


そして、それはそんなに難しいことではないと思います。


一人一人、みんなそれぞれの事情と背景を抱えて生きている。

その厳然たる事実に目を向ける、


そこから始めればいいんじゃないかな。


【スポンサーリンク】