可能性のど真ん中

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「いいから、いいから」。瓦礫の山に見えた優しさ。台風21号。

こんにちは。24カクです。

先週、猛威を振るった台風21号ですが、

うちの家(マンション)の被害は以下のような状況で、今朝はその片付けをしました。

うちはマンションに住んでるんですが、ベランダのお隣さんとの仕切り板が全て吹っ飛び(結果、ベランダに出れば3軒隣まで見渡せます!)、少しの時間停電があり、植木鉢がなぎ倒しに吹っ飛ばされ、窓では防ぎきれない豪雨がほんの少し浸水した、その程度でした。
信号無しでも事故らない!日本の素晴らしき"ゆずり合い"。台風21号。 - 可能性のど真ん中

瓦礫を集めて公園へ

ベランダに散らばった、お隣さんとの仕切り板の破片、そこら中に散らばった土や砂利、割れた植木鉢、使えなくなった洗濯用具、その他どこから飛んできたか分からない瓦礫たちをかき集めて大きな袋に全て詰めていると、小1の娘が手伝ってくれました。


全て集めると、結構な量で、なかなか重い。。

  • うちにある台車に何回かに分けてそれらを乗せて、まずはエレベーターまで。
  • エレベーターのそばに一旦全て集めて、
  • エレベーターが来たら、待たせながら全てを素早く乗せる。
  • エレベーターから素早く下ろし、
  • 車のそばまで運んだところで、
  • エレベーターホールやエレベーター内に落としてしまったクズをほうきで掃除。
  • 車のトランクに新聞紙を敷いて
  • その上に全て積み込む

既にかなりの重労働。。汗だく。。

トランクもこれらの瓦礫でかなりパンパンです。。


娘も段差で台車を支えてくれたり、比較的軽いものを運んでくれたりと大活躍。


そして車で、臨時粗大ゴミ捨て場となっている公園へ。

「いいから、いいから」

公園では、自治体のボランティアの方々が集まり、朝から降る雨の中、瓦礫のゴミ山の分類作業をされています。

公園の地面は雨でぬかるみ、足元もかなり悲惨な状態。

しかも車を停める場所からゴミ山までは結構な距離。。


ふーー。。ま、もう一踏ん張り!


ぼくと娘が着いた頃には丁度みなさん解散された直後のタイミングで、それぞれ家に帰られるところ。

トランクを開けたぼくが瓦礫を取り出し、ゴミ山に向かって運び始めたところ、

振り向けば、

なんと娘が持とうとしていた軽いゴミはおろか、

一番重たいであろう瓦礫の板を、ボランティアの方々がぼくの車から当たり前のように運んでくれています。


「あ、いや、みなさん帰られるところだと思うし、ほんとに大丈夫です!」

と、さすがに恐縮してしまいましたが、


「いいから、いいから」
「お嬢ちゃん、車に入って休んどき!」
「みんなでやったら、はやいから!」


なんて優しい。。


雨降る中の作業でみなさん、既にとても疲れてるだろうに。


静かに感動してしまいました。


あんなに苦労して車に詰め込んだ瓦礫たちは、一瞬にして運び出されました。

いつもこんな優しさがあれば

ほんとうに助かりました。

高熱で寝込んでいるとき、誰かの作ってくれたお粥が胃に温かく染み込むように、

何かに思い悩んでいるとき、誰かのかけてくれた言葉がやたらと心に染みるように、


今回のボランティアの方々の助けは、ほんとに沁みました。


こういった非常事態だから、というのはもちろんあると思いますが、

その地区には住んでいない全く見ず知らずのぼくにここまで手を貸してくれるのか、と。


非常事態だけではなく、こういう優しさが世の中にいつもあれば、きっと素晴らしい世界になるだろうな、と思いました。

そして、今回のボランティアの方々の優しさを娘に見てもらうことが出来て、ほんとに良かったと思います。

絵本「いいから、いいから」

長谷川義史さんの作品に、「いいから、いいから」というのがあります。

今回の件で、家にあるその絵本のことを思い出して読み返してみると、そのカバーの帯にこう書いてました。

お昼になって給食のとき、ある子が給食のおぼんをひっくり返したそうな。
牛乳もおみそ汁もごはんもおかずも、みんなとびちったそうな。
そしたら、クラスの子が片付けを手伝って、その子に言ったそうな。

「いいから、いいから」って。

これ、本当のはなしです。
ええはなしでっしゃろ?


今回のボランティアの方々の優しさを、今度は娘が他の誰かに与えてあげて欲しい

そう願ってます。


今日、ぼくの作業を手伝ってくれたように。



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