可能性のど真ん中

豊富な海外経験から、"常識"に縛られず、独自の視点から日頃感じていることを発信してます。

【スポンサーリンク】

英語を話す。そして別人になる。ベテラン海外営業マンの考察。

こんにちは。24カクです。

社会人になってから、一貫して海外をフィールドに、英語を使って仕事をしてます。

過去にも英語に関していくつか記事を書いてるので、良かったら覗いてみて下さい。一番下に貼り付けてます。


さて、今回は、一日中英語を使って打合せや交渉をしている時の、不思議な感覚について書いてみます。

ずっと英語で話をしていると

仕事で一日中英語を使っていると、感じることがあります。

なんか、自分が別人になったみたい。。


ずっと英語で話してる時というのは、

  • まず日本語で言いたいことを考えて
  • それを英語に直して
  • 相手が言った英語を日本語に直して
  • 理解する

こんなプロセスは無いんです。

考えたことを話して、返って来た言葉を理解して、返答する。

この一連のプロセスには、日本語、が入って来ません。

英語で聞いて、話すときはそのまま英語が口をついて出てくる、という感じです。


普段より頭の血の巡りが良くなる感覚があり、普段使っていない身体の一部を使って話している

そんな感じです。


そして、また不思議なことに、打合せや交渉でずっと英語を使う、という場面が終わってしばらくすると、その「別人感覚」が消えて無くなります。


日本語と英語の関係

ぼくの母語は日本語です。

小さい頃に英語圏で過ごした経験もなく、英語を本気で勉強したのは学生時代に海外ボランティアに行ったあたりから、そして仕事でその必要性に迫られてから。

その年齢からの勉強だと、どうやってもネイティブレベルにはなれない、と実感してます。


物事を考えるには言葉が必要だと思うので、上に書いたような特殊な状況(ずっと英語を使い続ける)以外は、全て日本語で世界を切り取って、日本語で世界を認識しています。


そして言葉には、それを話す人たちの文化的背景が必ずセットとしてあるはずで、

その意味では、ぼくは「日本語を母語とする人が持つ文化的背景」の中で生き、物事を考えています。


じゃあ、上記の「別人感覚」の時には、
「英語で世界を認識してるのか?」と言われると別にそんな大げさな感覚もありません。


ただ、


論理的な言語である英語では、とにかく明快さが求められますから、

「まず言いたいことありき=結論ありき」

な、話し方になります。そういう頭になります。


英語の語順もありますが、

賛成か反対か、何をするのか、どう考えてるのか、こういう「結論として言いたいこと」をまずは伝える必要があり、

その後で理由や背景、根拠を述べる、という順番にどうしてもなります。


まず結論を述べる、ということが言語的に必ずしも求められない日本語とは決定的に違う点だと思いますし、


物事を最初から明快に捉えにいく、そういった認識の仕方、態度が求められます。


少なくとも、日本語のように、相手の顔色を見ながら語尾のところで結論を変える、みたいな芸当(曖昧さを残し、結論を保留したまま話し始めること)は出来ません。

多様性と柔軟性。

このように、言語によって世界の認識の仕方が変わるのであれば、

例えばバイリンガルの方は言語をスイッチする事で少なくとも2通りの世界の認識が可能、

ということになります。

そして、このような頭の中の多様性、柔軟性というのは、この変化の速い時代には大きなアドバンテージになるのかも


そんなことを考えました。


「国際化の時代、英語は話せなきゃ!」みたいな陳腐なことを言うつもりは全くありません。

ただ、今回のような文脈においては、母語以外の言語を習得するというのは、その言語を使えるということ以上に、とても意義のあることなのかも、と思いました。


英語関連の過去記事は以下の通りです。
良かったら覗いてみてください。

www.24kaku.com

www.24kaku.com


注記:

  • 言語の習得、と簡単に書きましたが、いつ頃どういう環境で習得するのか、母語のベースはあるのか?といった観点は必要かと思います。

【スポンサーリンク】